2012.1.10 中部日本和裁組合連合会新年会

2012.1.10
中部日本和裁組合連合会新年会

2012年1月10日、愛知・岐阜・三重・長野県下の和裁組合で組織されている中部日本和裁組合連合会新年懇親会が長野県飯田市にあるシルクホテルで48名を集め行われました。この連合会は、昭和38年東海三県の各地区の代表者が加工料問題について、お互いの情報交換や対策を話し合う会で、名称は東海三県和裁組合連合会とし、その後、長野県と中部日本和裁教授連合会が加わり、現在の名称に改称しました。
午後12時30分より新年懇親会が行われ、始めに歓迎の言葉として福澤中部ブロック長(長野県支部長)が「和裁士会が一般社団法人となる最初の全国和裁研修会を今年の9月25日に長野市で行うことになりました。一人一人の小さな輪が、大きな輪となるよう、技術と知識を活かせる様な研修会にしたいと思います。」と挨拶されました。次に愛知和服裁縫業協同組合の西岡理事長は「以前、愛知県の競技会では、500名もの参加者がありましたが、現在では10数名と和裁士を目指す若い方達が激減しています。仕事量が少ないことや、生計が立てられないといった和裁のイメージが良くないことが原因の一つと思われます。一般の方たちが所有する着物は無数にありますが、寸法直しや仕立替えなど適正な価格で仕事が出来るように変えてゆかなければなりません。愛知和服裁縫業協同組合は、もうすぐ100周年を迎え、和裁士会は一般社団法人へと移行しますが、私たちが変化しなければ和裁士が持つ和裁の技術を継承出来ないのではと思います。」と挨拶しました。
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堀部岐阜県支部長は「成人式に男性三人に着付けを行いました。ピアスを付け派手な感じでしたが本人はとても優しく素直で礼儀正しく、着物を着た時には『ありがとうございます』と言われ、とてもすがすがしい気持ちになりました。女の子も着物を着て、着飾って晴れやかな着物を着る時の感動を持ち続ければ、着物の需要が増えるのではと感じました。」と述べられ、その後、秋月三重県支部長が挨拶されました。そして日本和裁士会の渡辺会長は「昨年は海外でも日本でも自然災害の年でした。社会状況は経済文化がどん底となり環境は悪化しました。今年は和裁士会としての節目であり、現在、一般社団法人への移行をしている最中ですが、数ヶ月の内には方向性が見えてくると思われます。また、本年、長野市で全国和裁研修会が行われますが、中部の力、心意気で充実した研修会が行われると期待しています。」と挨拶されました。
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その後、牧野顧問は和裁士会が一般社団法人移行後の初仕事である、長野県支部での研修会が成功することを祈念して乾杯の音頭を取りました。
地元では大変貴重な鯉の煮付けを始めコース料理に舌鼓を打ち、しばらくの歓談の後、地元で活動する大正琴愛好家の方々の演奏が行われ、ビンゴゲームでは水引のブローチや祝儀袋のセットが全員に当たりました。また、願いが叶うようにと「JR鼎駅・かなええき」の切符、信州名物の赤飯まんじゅうもお土産として頂きました。最後に長野県支部の役員の先生方の一本締めで閉宴となりました。

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