2012年7月2日、刈谷市立刈谷東中学校で三年生の生徒を対象とし、日本の伝統文化に触れることを狙いとした授業「ゆかた着方教室」が行われ、あいちきものネットの会員四十名が講師を務めました。同校では、今年で7回目になり男子119名、女子99名が参加しました。体操服を着た生徒が体育館に集まり、男女に分かれて浴衣の着付けや畳み方を習いました。始めに牧野顧問は「国際化の時代を迎え、海外では和服への関心はとても高く国際的な文化交流の場では、互いの国の民族衣装を着る姿がみられます。世界に日本をアピールするには、日本の伝統文化を知っていることも大切です」と挨拶しました。着付けが出来た生徒からは「帯を結ぶのが難しかったが、いいことを学べて良かった。今度は頑張って一人で着てみたい」と話していました。
「ゆかた着方教室を終えて」アンケート
(抜粋)
◆今まで日本文化について学ぶことがありませんでした。しかし、今回「和」の素晴らしさを感じることが出来ました。ゆかたを着ると、なんだかとても新鮮な気持ちになりました。◆国際化が進む中、様々な国の文化が入ってきて、日本人の私たちでも知らない自国の文化があることを知り、大切にしなければいけないと思いました。これからの時代は他国の文化を取り入れつつ、それでも自国に続く伝統を大切に過ごしていきたいです。◆和服は昔からある日本の大切なものなのに、分からないことだらけでは、恥ずかしいと思いました。日本はどんどんいろんな国と交流して、その国のいいところを取り入れているけど、まず日本のことが分からないと意味がないと思います。◆日本人として日本の文化を知ることはとても大切なことだと思いますし、知っておかなければならないことだと思います。これからは、たくさんの機会を利用して、たくさんゆかたを着ることで、多くの人にゆかたを見て知ってもらいたいです。