公益社団法人愛知県技能士会連合会が令和元年11月9日、10日の2日間にわたり、名古屋市中小企業振興会館吹上ホールで「あいち技能プラザ2019」を開催しました。匠の技やモノづくりを「見る、聞く、体験する」を通じて技能と暮らしは一体のものと認識を深め、技術尊重気運の醸成の促進を目的とし、県内の技能士130職種から多くの参加により開催され、今回で50周年を迎えました。
愛知和裁組合技能士会は昨年までの体験ブースでの参加は行わず、50周年記念イベントとして行われた「プラザ・コロシアム~絶対技術を競う~」に参加。愛知和裁組合より3名、東亜和裁より5名の計8名が袷衣着物の袖を制限時間内で作り上げ出来栄えを競い合いました。
競技中には松井祐子氏の縫製の解説があり、牧野守氏からは着物の起源や、TPOなど説明がされ、和服の魅力を伝えました。作り上げた作品は国家検定員による厳選な審査がされ、会場に展示されました。
会場ではあいち人材力強化プロジェクト少年少女技能大会「アイチータ杯」が併催され、小学生の部は木製折りたたみ椅子の制作、中学生の部はロボット組立とプログラミングの技術で競技を行いました。また、会場には大村愛知県知事も訪れ、多くの来場者で賑わいました。
開催後の11月26日に「あいち技能プラザ」開催50周年記念式典と「プラザ・コロシアム」入賞者表彰式が名古屋市中村区の名鉄グランドホテルにて行われました。当組合からは最優秀賞(愛知県知事賞)に田村恵太郎さん、二位(愛知県技能士会連合会会長賞)は三戸希美さん、三位(愛知県技能士会連合会理事長賞)は小栁津真以さんと3名とも入賞しました。式典の後には祝賀会があり、異業種の技能士の方々と、食事をしながらの楽しい交流会となりました。