2015.1.8 中部日本和裁組合連合会新年懇親会

2015.1.8
中部日本和裁組合連合会新年懇親会

中部日本和裁組合連合会新年懇親会が2015年1月8日名古屋駅前の「名鉄グランドホテル」にて愛知、岐阜、三重、長野より36名が参集して行われました。始めに当組合の西岡理事長は「まだまだ和裁業界は厳しい状況下にあります。一番心配されるのは後継者不足で、このままでは技術の伝承すら危ぶまれます。将来の和裁士のために、今、私たちがしっかりとした仕事をして、標準加工料をもらえるように努力してゆかなければならないと思います。会員の皆様と共に知恵を絞って、今後の和裁業のあり方を考えてゆけたらと思います」と、挨拶されました。福澤長野県支部長は昨年永眠された渡辺前和裁士会会長の思い出話を披露し、「他の方に和裁の技術・伝統を伝え、その方が和裁を続けて伝承していただけたらありがたい」また「長野県支部も高齢化が進み、会員の減少をどのようにしてゆくのか、ひとつの悩みです。皆さんの仲間として頑張ってゆきたいと思っています」と、述べられました。堀部岐阜県支部長は「アベノミクスの効果が現れるのは、中央から岐阜まで約二年かかります。その波が来るのであれば、仕事が増え、明るい未来が開けるのではないかと思います」また「色々な宗教の教えがありますが、二宮尊徳は、各自が自分なりの解釈をして、とにかく前に進めと説いています。岐阜の会員は少ないですが、一年間、考えながら前に進んで行きたいと思います」と話されました。秋月三重県支部長は「知人の男性の方のお孫さんが今年成人式を迎え、娘の振り袖を着られるようで、その知人は『着物って本当にいいもんだなぁ』と話され、とても嬉しくなりました。そのような着物ファンがこれからも増えていってくれることを願っています」と話されました。
その後、牧野顧問が「今年一年、良い年でありますように」と乾杯されました。しばらくの歓談後、新年にふさわしい縁起の良い和菓子の福引きが行われ、最後に深谷顧問は「今年は戦後70年、昭和は90年です。まだまだ昭和が盛んな業界です。大いに頑張っていただきたい」と話され三本締めで閉宴となりました。

乾杯で開宴

乾杯で開宴

新年にふさわしい縁起物の和菓子福引き

新年にふさわしい縁起物の和菓子福引き