日本の伝統文化である「きもの」を次世代の子供たちに伝えることを目的に、NPO和装教育国民推進会議愛知県支部「あいちきものネット」指導のもと、6月15日、刈谷市立刈谷東中学校で「ゆかた着方教室」が行われました。

会場となった体育館には3年生全員(男子106名、女子116名)計220名が集まり、山野流着装より44名の講師と、愛知県支部からは6名の講師の協力により開催されました。はじめに清水校長から、「日本固有の民族衣裳『きもの』に触れ、日本の心に思いを馳せ、その文化の重みを感じてほしい」と挨拶され、また、NPO和装教育国民推進会議副議長牧野俊一先生は「日本の伝統的な衣服である和服は日本人の智恵の『結晶』です。縫い方も着方も洋服とは全く異なり大きな特徴があります。皆さんに和装文化を引き継いでいただき次の世代に伝えていただければ嬉しく思います」と挨拶されました。

CIMG5075

CIMG5079

CIMG5086

会場では男女に分かれ2時間程で行われた講習で全員が浴衣を自装しました。浴衣姿になった生徒たちは、各クラスごとに集まり撮影し、笑みがこぼれ賑やかな会場となりました。

CIMG5093

総評であいちきものネット支部長深谷勲先生は「皆さん方には近い将来、海外留学や国際交流の機会が必ずあると思います。ぜひ今回の講習を生かし和装文化を継承していただきたい」と挨拶されました。
最後に生徒の代表より「今回の講習を生かし、着物文化と親しみたい」と感謝の言葉に添えて花束が贈られ終了となりました。