夏祭りや盆踊りなど、浴衣の季節になりました。

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以前アップした、刈谷市立刈谷東中学校の「ゆかた着方教室」(←クリック)の中で女子生徒の半数が自分の浴衣で講習を受けたとのこと。若い人の浴衣は量販店の既製品の中に取り込まれて販売されています。気軽に手にすることができるようになったのは、ある面では良いことです。

呉服専門店の話では今年は浴衣の反物が売れていないそうです。よって私達、和裁士の仕事もありません。量販店の既製品と専門店の仕立て上がり品は色々な面で差が大きいので注意が必要です。生地の地の目(横の織り糸)を無視したため、洗ったらよじれてしまったり、畳めなかったりと直しをしたことがあります。見分け方は、脇などの縫い代が端ミシンのみで始末してあるものではなく、くけてあったら(身頃の布に綴じ付けてあるものが)よいとのことです。(組合だより255号 編集後記より)