2016年4月21日、名古屋市中区の名古屋クレストンホテルにて第102回平成28年定時総会と懇親会が行われました。
総会に先立ち、平成27年度の表彰された方の紹介と、新しく(一社)日本和裁士に入会された方に会員証を授与されました。

第102回平成28年定時総会

第102回平成28年定時総会

総会冒頭で、西岡理事長は「報道でご存知のように4月14日、九州熊本地方を震源とする地震が発生し、今なお余震が続いています。熊本県支部会員の方々は被災され、幸にも建物の倒壊や大けがをされた方はいませんが、仕事場は大変な状態です。さらに余震も続いており家の中には居られず、家外でブルーシートを広げて避難されている状態です。組合及び支部は、少しでも熊本県支部の会員の皆様の励みとなるよう、本日から義援金を募り、被災された熊本県支部の会員の皆様に送りたいと思います。」と述べ、また「和裁士は技術を落とさず、適正な加工料をいただき、地元の仕事は地元で確保することを目標にしたいと思います。組合の『標準加工料表』を活用促進していただくようお願いします。私達には日本和裁士会と愛知和服裁縫業協同組合の門標があります。これを自宅につけて宣伝をして、一般ユーザーから仕立物を受けていきましょう。」と、挨拶しました。
議案審議では、全ての議案は可決されました。その後、朝倉専務理事が熊本地震義援金について「組合として今まで神戸や新潟、東日本大震災の被害を受けた方々に義援金を送っています。これは、昭和34年、伊勢湾台風の被害を受けた際には、多数なお見舞い金を愛知県支部が受けており、また当時の和裁士会会長や役員の方々が訪れています。この様なことがあり、組合は義援金を被災者の方々に送っています。今日より熊本地震義援金を受け付けますのでよろしくお願いいたします」と説明をし、総会が終了しました。

懇親会は、隣の会場へ場所を移し行われ、牧野顧問が熊本地震の被害状況や、きものを文化遺産にしようとしているきもの業界の動きなどを話され、乾杯をして開宴しました。組合員同士の会話も弾み、終始、和やかな雰囲気の中、懇親会は深谷相談役の一本締めで閉宴となりました。

第102回平成28年定時総会懇親会

第102回平成28年定時総会懇親会