平成28年9月16日~18日の3日間、尾張地区の職人が一堂に会する「この道ひとすじ 第33回尾張名古屋の職人展」が、名古屋市・名古屋市技能職団体連合会・名古屋伝統産業協会で組織される「尾張名古屋の職人展」開催委員会が主催で、名古屋市中区栄にあるオアシス21「銀河の広場」とNHK名古屋放送センタービル「プラザウェーブ21」の二会場で行われました。
今回も、日本の衣・食・住や生活関連に関わる61もの団体と個人出展があり、技能作品の展示や製作実演、即売、製作体験を行いました。
当組合では、今年も出展し、和服裁縫の実演を行いました。組合のブースでは、三日間を6人の組合員が交代で、衣桁に掛けた留袖の前で実演を行い、和装教育国民推進会議愛知県支部「あいちきものネット」の活動の様子や、和裁士が行う各種和服の仕立や寸法直し、組合の標準和裁加工料の紹介をしました。
組合ブースに来ていただいた来場者らは、和服の相談に乗ってくれる方が少なくなってきていることや、夏場に汗をかいたきものの手入れ方法、洗える単衣長襦袢の注意点や、呉服店へのクレームなど、注文や質問を投げかけ、実演担当者は、地元に和服を知っている方が激減していることを実感しました。