第35回中部ブロック研修会が9月4日に岐阜県の「ぎふメディアコスモスみんなのホール」にて開催されました。

今回の研修会では稲沢雅楽会の皆さまにより雅楽の演奏と装束の着装が披露されました。
稲沢雅楽会は雅楽愛好者の方々で結成されており、様々なイベントに出演し雅楽の普及活動をされています。


演奏では「平調音取(ひょうじょうねとり)」と「越天楽(えてんらく)」と「陪臚(ばいろ)」が披露され、演奏後には雅楽の歴史や使用される楽器の説明がありました。
三管、両絃、三鼓の8種の楽器で編成されていて、個々の楽器の音色や奏法はなかなか知る機会が無く非常に興味深く聞く事ができました。
装束の名称や形などの説明があり、身に付けた状態での説明だったためとても分かりやすかったです。
最後に陵王装束の着付けと演舞が披露されました。


有名な演目ではありますが、当然着付けから見られる事は滅多に無く、身に付ける物の多さや特殊な着付けに驚きました。



衣装の柄は演目によって決まっており、衣装を見ればどんな演目なのかが分かるそうです。
演舞も素晴らしく、雅楽の世界に触れる事ができた貴重な研修会となりました。