2009年4月12日(日)名古屋市中区の若宮八幡社会館にて、第59回 修・卒業証書授与式、第57回 愛知県和裁技術競技会表彰式が(社)日本和裁士会愛知県支部、愛知和服裁縫業協同組合主催により行われました。式典は、経済産業省中部経済産業局 産業部製造産業課 課長 田島雅敏氏、愛知県産業労働部地域産業課 主幹 下田恭裕氏、名古屋市市民経済局産業部産業経済課 産業振興係長 生川誠一氏、(社)日本和裁士会の顧問 牧野俊一氏、副会長 渡辺正則氏、監事 深谷勲氏、愛知和服裁縫業協同組合の相談役 内藤幸子氏、後藤靖彦氏、朝倉忠彦氏らを迎え、午後2時より行われました。
式典は、始めに第59回 修・卒業証書授与式が行われ、修・卒業生らに、西岡理事長が1~2ヶ年修業証書を、3ヶ年修業証書・高等科卒業証書、全科卒業証書、和裁教員免許証、着装士及び着装士補認定証を内藤支部長が、職業和裁技能検定1~3級合格証、表彰状を渡辺副会長が授与しました。
第57回愛知県和裁技術競技会表彰式では、中部経済産業局局長賞、愛知県知事賞、名古屋市長賞、(社)日本和裁士会愛知県支部長賞(佳作)の表彰と、競技会四部門の最優秀者に優勝旗が授与されました。続いて和裁士認定証授与では渡辺副会長より認定書を一人ずつ手渡されました。
その後、西岡理事長が「反物に、命を与える行程で最も、重要な作業を行っているのは高度な技術と経験が要求される和裁士です。更なる技術の向上、資質の向上に取り組んで、和裁士の技術を次の世代へ伝えるようお願いします」と式辞を述べました。続いて中部経済産業局の田島雅敏氏の祝辞があり、修・卒業生を代表して寅澤沙織さんが「和裁を取り巻く状況は大変厳しいと認識しておりますが、学院に在籍している五年間、予期せぬ出来事で困難が生じたときも、色々な発想や努力で克服してこられた先生方を見習って努力をすれば、道は開けると確信しております。これからもどうかご指導をお願いいたします」と答辞を読み上げました。