2015年4月22日、名古屋市中区の名古屋クレストンホテルにて第101回平成27年定時総会と懇親会が行われました。
総会に先立ち、平成26年度の表彰された方の紹介と、新しく(一社)日本和裁士に入会された方に会員証を授与されました。
総会冒頭で、西岡理事長は「生活習慣の変化や少子化などによる和服需要の衰退や、海外縫製の定着など和裁業界にとって困難な問題が沢山あります。一番危惧されるのは、このまま放置すれば和服業界に優秀な技術者はいなくなってしまうという苦境でもあります。先ずは、技術に対して正当に評価される加工料が必要です。昨年4月に『標準和裁加工料表』を組合員の皆様と全国の支部長にお渡ししました。地域格差はあるかと思いますが、このことがきっかけで呉服店と交渉をして加工料表通りに仕事をしている方や、個人のお客さんに対しても、仕立て方などを説明して加工料表通りにいただいている方も多いようです。是非、加工料表を活用して頑張って下さい」と挨拶しました。
議案審議では、全ての議案は可決されました。今回は役員改選期でしたが、引き続き西岡理事長が続投することとなりました。
その後、「第29回中部ブロック和裁指導者研修会」の案内があり、総会が終了しました。
懇親会は、隣の会場へ場所を移し行われ深谷支部顧問の乾杯で開宴しました。組合員同士の会話も弾み、終始、和やかな雰囲気の中、懇親会は後藤相談役の一本締めで閉宴となりました。