2007年9月28日(金)~30日(日)名古屋市の中心、中区栄にあるオアシス21「銀河の広場」とNHK名古屋放送センタービル「プラザウェーブ21」にて第二十四回尾張名古屋の職人展が、名古屋市・名古屋市技能職団体連合会・名古屋伝統産業協会主催、愛知県・NHK名古屋放送局後援にて行われました。「こだわりの技から生まれる匠の逸品」と題した今回の職人展には、名古屋市を中心とした愛知県の四十五団体と十四の個人が出品し、雨交じりの天候にもかかわらず3日間で約14万人余りの来場者がありました。
愛知和服裁縫業協同組合では、仕立実演と体験コーナーとしてフラワータワシの製作指導を行い、出展ブース背後には、和装教育国民推進会議愛知県支部として活動した写真パネルを展示。また「仕立屋の知恵袋」として、袋帯や名古屋帯の切り帯や短尺の場合の布を足す方法などを紹介しました。来場者の中には、仕立実演にじっと見入る方もいれば、切り帯や仕立て直しの方法を熱心に聞く姿も見られ、体験コーナーのフラワータワシも無料とあって、大変好評でした。
29日(土)には、午後3時から4時までの1時間、「銀河の広場」の大ステージにて、(社)日本和裁士会主催の「第18回きもの作品コンテスト」に出品した作品を、製作者自ら作品を着用して披露しました。始めに内藤副理事長が、「私たちはNPO法人和装教育国民推進会議愛知県支部、別名あいちきものネット」の一員として、日本の民族衣装「きもの」の良さを広く皆さんに知っていただこうという取り組みにも力を入れています。それは「きもの」に関連する様々な世界の方々と一緒になって、中学生や高校生の皆さんへ「きもの」に関わる教育のお手伝いをしています。例えば、浴衣の仕立て方や着方の指導など、先生と交流をして、仕立の研究などをしています。また、昨年始めた全国のきものファンの皆さまを対象とした「きもの文化検定」の実施にも関わっています。今から行いますこのステージも、その活動の一環として、着付けなど「あいちきものネット」のお仲間の応援をいただいています。」と挨拶しました。ステージでは東海地区の短大や高校、7校がBGMに合わせ、ファッションショーさながらのウォーキングで最優秀賞の文部科学大臣賞を含む作品を披露しました。