平成27年9月6日~7日、静岡県浜松市の舘山寺サゴーロイヤルホテルにて第29回(一社)日本和裁士会中部ブロック和裁指導者研修会が、愛知、三重、岐阜、長野の和裁士ら約50名が集まり行われました。
6日、研修会は午後1時から始まり、「ひとすじの糸・小淵しちの生涯から学ぶ」と題し、「ひとすじの糸」の著者 馬場豊先生が講演を行いました。講演の中にブロック長と支部会員の朗読劇もあり、小淵しちの心情や、波瀾万丈な人生をより深く解説され、今や世界のトヨタの基となった豊田佐吉との関係も話されました。
講演後、本の販売とサイン会も行われました。
次に、「先人和裁士から学ぶ」と題した技術研修が行われ、(一社)日本和裁士会の顧問 牧野俊一先生が、人間国宝の小見外次郎先生の話を中心に、和裁士の中でも著名な方々のお話をされました。また、会場内には、その和裁士達が縫った打掛が並べられました。
研修会最後は、「仕事の疑問から学ぶ」と題した技術講習が行われ、予めアンケートを取った疑問に、各支部の代表者が丁寧に答えていただけました。
懇親会は、午後7時より行われ、愛知県支部会員の「南京玉すだれ」が披露され、和裁士会会長ら受講者が玉すだれに挑戦。
最後に福引きが行われました。
翌7日は、遊覧船に乗り舘山寺周遊、うなぎパイ工場見学、ホテルにてバイキング昼食を摂り、浜名湖の猪鼻神社を参拝し、帰路へ着きました。
詳しくは、「組合だより252号」(11月発行予定)をご覧下さい。