2010.2.8針供養祭

2010.2.8針供養祭

名古屋地区
今年も愛知和服裁縫業協同組合および(社)日本和裁士会愛知県支部は、名古屋市中区にある若宮八幡社で、針塚奉賛会とともに針供養祭を行いました。午前11時より、本殿東側の御衣神社と針塚の前で神事が始まり、針塚奉賛会の各団体代表者とともに西岡弘和理事長、内藤武支部長も玉串奉奠を行いました。最後に各団体の代表者が、円形の豆腐とこんにゃくに古針を刺し、神事が終了しました。その後に一般の参拝者が、針への感謝や更なる技術の向上などそれぞれの思いを込めて、持参した古針を刺しました。

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参拝券は若宮八幡社のお守りと御神糸に引き換えられ、当組合の厚生部が今年も屋外でバザーを行い、社務所内の休憩所では、温かい肉まんやいなり寿司などを配布し、大いに賑わいました。

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岡崎地区
岡崎市では余寒厳しい中、岡崎公園内の龍城神社では岡崎和裁組合の和裁士、生徒、一般の方を含め約百名が参加し、針供養祭が行われました。始めに加藤弘子組合長が「一言で針供養と申しますが、古来から日本人は針一本にも着る人への思いやり、仕事への姿勢など様々な思いを抱いてきました。針を扱い、そして役目を終えた針さえも粗末にしないことで、人として大切な精神を養うことができると考えていたからです。和裁に携わる者として、長い間つがれてきたこの精神を伝えていくことは、大事な役割と感じています」と挨拶。その後玉串奉奠し、豆腐に針を刺して神殿にお参りしました。

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豊橋地区
豊橋市では寒さも少し和らぎ始めたと感じる中、東三和服裁縫組合は大手町の神明社で恒例の針供養祭を行いました。
今回の針供養祭は、東三和服裁縫組合が組合行事として昭和三十六年から始め、今年で五十回を迎え、組合員や生徒、卒業生など四十名が参加しました。神事に先立ち、中川組合長が、針供養の謂われを説明し「今日一日は針を休め、針に感謝し、心を込めて供養してください」と挨拶しました。使い終えた針を出席者が順に豆腐に刺した後、宮司が神事を執り行い、祝詞奏上、組合長の玉串奉奠に合わせ全員で柏手を打ち、針への感謝と技術の向上を願いました。 神事後、同境内に建立されている針塚に全員で参拝しましました。

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