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2010年11月13日(土)~14日(日)、名古屋市千種区の吹上ホールにて(社)愛知県技能士会連合会主催の「あいち技能プラザ010」が行われました。この「あいち技能プラザ」は技能について広く県民の理解を求め、技能尊重気運を醸成し技能士の社会的地位の向上を図る事を目的として、毎年11月の職業能力開発促進月間に開催しています。
当組合では、マスコットキャットと数量限定でフラワータワシを無料で製作指導を行いました。お年寄りから子ども連れの家族、お父さんまでもチャレンジして頂き、一つ二つと作る方もみえました。また、今年も古着などからリメイクした数々のきものや帯などを写真パネルにして展示しました。
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2日とも大盛況で、来場者は親子連れやお年寄りまで幅広い年齢層が参加していただけました。会場入口付近には、今年も「マイスター庵」と題したマイスターの方々を紹介するコーナーが設けられ、また、就職率が思わしくないのを反映してか、技能検定職種(国家検定)の案内パネルと「未来の自分相談・キャリア相談所」が設営されていました。和裁の技能検定案内パネルには、「和裁は、ふだん着、よそゆき着、訪問着、振りそで、婚礼衣装となるに従って、より高度の技術が必要となりますが、プロとして通用するようになるのには、かなりの修練を必要とします。」と書かれていました。今の世代にとっては、和裁の技術はかなり高いハードルとなってしまっていると思うのと同時に、技能検定合格証などを手にし、今の時代にしてみては「かなりの修練」を経て和裁士となった私たち組合員が、持っているプロ技術を発揮する余地はまだまだあるのではないかと感じました。

パネル