秋の季節になると、子供の着物の「揚げ」の仕事が多くなります。七才女児四ッ身の腰揚げについて聞かれました。揚げ分寸法の1/2を出して身丈を二つ折りにして揚げの位置を決めたら、写真館で揚げの位置が下なのではと言われたとのこと。
今時、日常子供の着物姿を見ることは少なく、この季節、呉服店や写真館のカタログやポスターに載っている姿を見るぐらいです。通過儀礼の和服もレンタルになってしまいました。これらの写真に七才女児の場合、四ッ身揚げ付きの着物姿はなく、見慣れなかったのだと思います。昭和40年代の本を見てみました。揚げが現在と比べると下です。着物姿の違いに時代を感じました。私は、揚げ分2/3を出して身丈を二つ折りにし、揚げ山にしています。皆様のご意見はいかがですか?