平成28年6月17日、刈谷市立刈谷東中学において、NPO法人和装教育国民推進会議愛知県支部あいちきものネット主導で「ゆかた着方教室」が行われました。
山野流着装より40名ほどの講師と、当組合からは6名の協力により開催されました。平成18年より始められ、今回で11回目となり、男子123名、女子113名計236名の3年生が参加しました。着付けには各自ゆかたを用意できない生徒には貸し出しを用意しますが、女子113名のうち65名が自ら用意した浴衣で講習を受けました。
校長先生の挨拶の後、あいちきものネットの牧野俊一先生は挨拶で、先に行われた伊勢志摩サミット8ヶ国で伝統衣装を有するのは唯一日本だけと和装文化の貴重さ、大切さを紹介されました。会場の体育館で男女別、24のグループに分かれ行われましたが、大変スムーズに行われ、男子においては復習として、講師の指導なしで自装できるようになりました。
総評として、深谷勲先生は、将来海外との交流の機会を経験する上で、今回の「ゆかた着方教室」で習った着付けを生かし、着物文化を伝承してほしいとあいさつされました。
最後に生徒の代表より感謝の言葉と花束を受取り終了となりました。(T・K記)
「ゆかた着方教室」をおえて(生徒さん達からお寄せいただいたアンケートです。一部・抜粋)
- ゆかたをあまり着る機会がないので、今日の「ゆかた着方教室」を体験できたよかったです。ゆかたの着方で、細いひもと太い帯の結び方が難しかったです。でも、先生方が何回も分かるまで教えてくれたので、自分でも結べるようになりました。ゆかたの片付けで、折り目に合わせて綺麗にたためたと思いました。また浴衣を着る時がきたら、しっかりとできるようにしたいです。(男子生徒)
- 今日は、浴衣を自分で着ることができました。ずっと分からないと言っていましたが、覚えることができたと思います。背中のしわを脇の方へ寄せることまでするところは、まさに日本の心遣いだと思います。帯を結ぶところは難しかったです。なので夏祭りには、ぜひ自分で着て覚えてみたいです。ゆかたは、将来にもきっと役立つと思います。今日は、この体験ができて、とてもよかったです。(女子生徒)
- 和服、特にゆかたは前々から興味があったので、一度は着てみたいなあと思っていましたので、今回ゆかたを着れる機会があって、とても自分にとってためになるものになりました。やっぱり、ゆかたには、ゆかたの良さがあって、和服ならではの、全体的に少し余裕がある感じで、風通りがよく、洋服とは印象が全然違うんだなあと感じました。今日は、ゆかたが家にないので借りましたが、自分のゆかたが欲しくなってしまいました。次に着る機会があったら、今日のことを思い出していきたいと思います。(女子生徒)
- 今日は、ひさしぶりにゆかたを着たので、着方がほとんど分かりませんでした。特に帯の結び方が難しく、大変でした。普段着る時は、親か祖母にやってもらっていたので、形がうまく整いませんでした。でも、先生方が帯の結び方をしっかり何度も教えてくださったので、最後は一人で結べました。日本の伝統的な衣服は、かっこいいなと思いました。家でもお祭りとかに行く時に、是非着たいです。今日は学びがありました。ありがとうございました。(女子生徒)