平成３０年５月２３日、名古屋市中区栄「名古屋クレストンホテル」にて愛知和服裁縫業協同組合創立１０５周年・（一社）日本和裁士会愛知県支部設立６５周年記念式典および祝賀会が行われました。来賓として和裁士会の手島会長、大森専務理事、京都府和裁協同組合鈴木理事長、和裁士会の足立京都府支部長、中村長野県支部長、堀部岐阜県支部長、山口三重県支部長がご臨席下さいました。
記念式典は１時２０分から行われ冒頭、深谷勲実行委員から両組織が今日を迎えるにいたった経緯と、その間の数多の物故された先輩の努力を披露、組合・支部旗にむかって全員の起立をもとめ黙祷をささげました。
主催者・西岡愛知和服裁縫業協同組合理事長兼和裁士会愛知県支部長挨拶では組合創立７０周年以来、五年間隔で和裁士会支部と併せ記念式典を行っていること、１０年毎には記念誌を発刊し続けていることと、併せて昭和２８年支部設立後は継続的に機関誌を刊行し、現在第２６３号の編集作業にかかっていることなどを紹介。たゆまず記録保持につとめることにより組合・支部活動に資することが多い。我が国の伝統文化の象徴でもある「きもの文化」を後世に伝えることは我々の大きな使命でもあり、１０５年の節目にあたって、組合員の皆様、全国和裁士会の皆様との連携を深め、更なる節目に向けて勇気を出して頑張ってゆきたい、と結びました。
続いて手島和裁士会会長からの祝辞では、「現在まで和裁士会に多大な影響を与え、本部運営に貢献して頂いた」と、活発な組合・支部活動への賛辞と近年の長野県支部活動への協力に謝意が述べられました。
祝賀会は１時５０分から行われ、幕開けは長尾有紀さんのピアノ伴奏により、国際口笛コンクールにおいて二度の世界チャンピオンに輝き、国内外で活躍している口笛奏者・柴田晶子さんの３オクターブという広音域の口笛演奏の数々を楽しみました。
その後、牧野俊一実行委員の「和装（きもの文化）」ユネスコ無形文化遺産登録の現況報告があり、続いて乾杯の発声で宴が始まり、出席者どうし懇親を深めました。
祝賀会最後には山口三重県支部長からは今年９月、三重県熊野市で開催予定の中部ブロック研修会の案内があり、大森本部専務理事から１０月に沖縄県立美術館で開催予定の全国和裁研修会への参加協力の呼びかけがあり、三本締めでお開きになりました。
