FH000009 第22回中部ブロック和裁指導者研修会が9月9日名古屋市千種区のホテル・ルブラ王山で開催されました。長野、愛知、岐阜、三重の四支部から80人が参加しました。開会に先立ち、福澤幸子ブロック長と主管支部の内藤武支部長の挨拶がありました。

 

 

 

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 講演は、NPO法人和装教育国民推進会議愛知県支部代表世話人 松本一義氏より「きもの四方山ばなし」と題して語られました。松本氏は明治期から名古屋市中区伏見に店を構える『松本糸舗』の二代目店主として、古くから織物に精通され、各産地の「結び糸」による織物づくりに携わってこられました。その経験をもとに、全国の養蚕や織物の産地の地図や製糸の作業をスライドにしたもの、また自社で扱う「結び糸」を実際に受講者に触れてもらいながら、わかりやすく解説しました。また、牧野俊一顧問との対談形式で、糸や布を無駄にしない「きもの文化」を継承していくことの大切さを語り、和装教育国民推進会議についても、現在までの経緯について振り返りながら日本のものづくりの重要性を訴えました。

 

 

 

FH000005 続いて、大須演芸場の席亭 足立秀夫氏より「笑って長生き120年」と題して講演が行われ、人間が長生きをするには「言いたいことを言うこと」と「よく笑うこと」と、健康に生きる秘訣を語りながら、会場を終始笑いに包みました。
参加者全員の記念写真を写した後、懇親会が開かれました。乾杯の音頭を日本和裁士会の渡辺正則副会長が行った後、男子三名による着物から帯結びまでの他装の実演やゲームなどが行われ、和やかな雰囲気でした。終わりに次回開催支部を代表して福澤幸子長野県支部長が挨拶をし、講演をされた松本一義氏のご挨拶をいただき閉宴となりました