2011.2.8針供養祭

2011.2.8針供養祭


名古屋地区

愛知和服裁縫業協同組合および(社)日本和裁士会愛知県支部は、名古屋市中区にある若宮八幡社にて、氏子総代らが構成する針塚奉賛会と共に針供養祭を行いました。午前11時より、本殿東側の御衣神社と針塚の前で神事が始まり、針塚奉賛会の各団体代表者と共に愛知和服裁縫業協同組合の西岡弘和理事長、(社)日本和裁士会愛知県支部の内藤武支部長も玉串奉奠を行いました。最後に各団体の代表者が、円形の豆腐とこんにゃくに古針を刺し、神事が終了しました。その後に一般の参拝者が、針への感謝や更なる技術の向上などそれぞれの思いを込めて、持参した古針を刺しました。
参拝券は若宮八幡社のお守りと御神糸に引き換えられました。当組合の厚生部が今年も屋外でバザーを行い、社務所内の休憩所では、温かい肉まんやコーンポタージュスープ、いなり寿司などを配布し、年に一度の同窓会のような雰囲気の中、若い方から年配の方まで大いに賑わいました。
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豊 橋 地 区
東三和服裁縫組合も2月8日に、技術の向上を願い豊橋市大手町にある神明社で針供養祭を行いました。東三和服裁縫組合は、1961年より裁縫の上達や、針でケガのないようにと折れた針や曲がった針を柔らかな豆腐やこんにゃくに刺す供養を、毎年組合行事として続けています。
この日は、先生や生徒、卒業生ら30名が出席。中川組合長は「今日一日は針を休め、針に感謝し、心を込めて供養してほしい」と挨拶しました。その後、持ち寄った針を出席者が順に豆腐に刺し、宮司が神事を執り行いました。出席者は真剣な面持ちで柏手を打ち、使い続けた針に感謝し、これまでのお礼をしました。神事後、境内横に建立されている針塚に全員で参拝しました。

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岡 崎 地 区
まだ肌寒さを感じる中、梅の花が咲き始めた岡崎公園内龍城神社の境内において三十六回目となる針供養祭の神事が執り行われました。拝殿での神事は、宮司が祝詞をあげ、巫女が舞い、各代表者が榊を奉納。その後、和裁士、岡崎和服裁縫組合員、呉服組合員、また一般の方が一年間お世話になった折れ針を豆腐に刺し、感謝の気持ちを込めて昨年頂いたお札も納めました。新しくなった境内は、新鮮な木の香りが心地よく、また、和服姿の女性も多く、針供養を境に新たな一年を迎え、針仕事に災いなく無事過ごせますようにと、安らかにお祈りを捧げることができました。
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