第２４回中部ブロック和裁指導者研修会が、９月５日三重県鳥羽市安楽島町の鳥羽シーサイドホテルにて、６５名が参集し開催されました。残暑厳しい日でしたが、海に面したホテルは広々とした庭園と心地良い海風で迎えてくれました。
午後１時３０分、秋月三重県支部長と渡辺和裁士会会長の挨拶がありました。支部研究発表「着付に差が出る長襦袢の仕立て」と題して荘司節子さんが、図解と雛形を使って工夫した事などを発表されました。
続いて支部役員による小さなステージ「思い出と共によみがえるコート」は、それぞれが思いのこもった着物や羽織などをモダンに、実用的に、あるいは可愛らしくと、工夫や試行錯誤を重ねて仕立て上げられた数々の力作を、ショー形式で発表されました。
また、「花嫁さんの装いは昔も今も」と題して花嫁の着付の披露も行われました。
支部発表の後は「アンチエイジング・今日も元気！ずっと元気！」との副題で、平岡健康開発研究所スポーツクラブＭＡＸ代表である平岡令孝氏が、健康と運動について講演されました。筋肉は身体のエンジンであるが、怠け者だから使わなければすぐ衰えてしまう。自分でやろうという気持ちをしっかり持ち楽しく無理をしないで、普段使わない方の手を使う・足の指を動かす・つま先立ち・片足立ち・肩甲骨を動かすなど、小さなことでよいから日常生活の中に組み込み、続ける事が大切なんです。また、筋肉は何歳になっても鍛える事ができる。筋肉を鍛えると脳も活性化し、元気な脳は幸運を招くなどと、いかにして元気で過ごすかを軽妙な口調で解りやすく話されました。
研修会場内には、保存状態の良い、明治時代（約125年前）の女児長着、大正時代（約90年前）の男児長着・江戸褄模様、昭和初期（約80年前）の宮参り初着、明治・昭和の丸帯、昭和の婚礼衣装などが展示され、休憩時間には会員による「伊賀の組み紐」の実演がありました。
午後６時３０分からは、同ホテルで懇親会が行われました。コインゲームやカラオケ、参加者全員での盆踊り（炭坑節）などがあり、終始なごやかな雰囲気の中で懇親を深めました。
