2010年3月21日、第58回愛知県和裁技術競技会が、名古屋市西区の愛知県職業訓練会館にて、愛知県和裁教授連盟、(社)日本和裁士会愛知県支部主管にて開催されました。早朝より競技会参加者や学院関係者が集まりました。 始めに愛知和服裁縫業協同組合の西岡理事長と(社)日本和裁士会愛知県支部の内藤支部長が挨拶し、規定の準備がなされているのか検品があり、その後、午前9時より競技が行われました。 今回の競技会より、従来の修業年限によって分けられていた4部門制を廃止し、修業年限にとらわれず、技術習得段階に応じて「胴抜き長襦袢の部」または「袷衣長着の部」を選択できるようになりました。「袷衣長着の部」は職業検定二級と教員免許証の実技試験内容も兼ね、どちらも6時間の競技時間で行われました。胴抜き長襦袢の部には9名、袷衣長着の部には19名の参加者があり、この日のために練習を行ってきた成果を精一杯発揮しようと、真剣な眼差しで熱心に取り組む姿が見られました。
競技終了後、同会場にて、直ちに審査が行われ、成績順位が付けられました。なお、各部門の優秀者は、4月11日若宮八幡社会館で行われる修・卒業式にて表彰式を行います。