2015.04.22 第65回 修・卒業式

2015.04.22
第65回 修・卒業式

2015年4月22日、名古屋市中区栄の名古屋クレストンホテルにて、第65回修・卒業式が午前11時より行われました。

今回に式典には、1~3ヶ年修了生、全科卒業生、和裁士認定者の合計11名が参加し、それぞれの修了証書と卒業証書、着装士補・着装士認定書、和裁士技能検定1~2級合格書、和裁教員免許証、5ヶ年以上にわたり和裁技能を習得し優秀な技能者に対し表彰状、そして和裁教員免許証などを取得し和裁士®として認定された和裁士認定証を、それぞれ一人ずつに授与しました。
この修・卒業式の主催社代表である愛知県和裁教授連盟の西岡理事長は、式辞の中で「東南アジアでは、大量に和服縫製が行われていることはご承知の通りです。日常、着物姿を見る機会が少ないことも事実です。しかし、一方で本来、日本人が守るべきもの、あるいは伝えるべきものとして『和服の文化』への憧れや見直しは、大きな流れとなっているようです。皆様が和裁を通じて日本人の着物に対する、すばらしい知恵を発見し、多くの人々に伝える役割を果たして欲しいと思います」と述べました。また、(一社)日本和裁士会の手島会長のお言葉を河合副支部長が代読しました。修・卒業生を代表して井上君は「私はものづくりが好きで、高校の先生の助言もあり、和裁の道に進みました。着物の知識は全くのゼロ。何も分からないところからスタートし、毎日戸惑うことばかりでした。今思えば、つまらない質問を何度も先生にぶつけましたが、その都度、根気よく指導していただき、途中で挫折すること無く、今日という日を迎えることが出来ました。そして5年間の学院生活を全うできたのは、家族のサポートのお陰です。私は通学に2時間かかるため、朝早く自宅を出発しなくてはならず、帰宅が夜遅くなることも多いのですが、欠かさず食事の用意をしてくれた母に改めて感謝の気持ちを伝えたいです」と述べ、最後に「これから私は、和裁について広く勉強し、より高い技術を身に付けたいと思っています。廻りの方々への感謝の気持ちを忘れずに、和裁士として日々努力を積み重ねてゆきたいです」と、答辞を読み上げました。

式典終了後、修・卒業生の集合写真を撮影し、終了となりました。