日本の伝統文化である「きもの」を次世代の子供たちに伝えることを目的に、NPO和装教育国民推進会議愛知県支部あいちきものネット主導で6月14日、刈谷市立刈谷東中学校で「ゆかた着方教室」が行われました。
着付けを学んだのは三年生の生徒184人で、講師を務めたのはあいちきものネットのメンバーら40名。この教室は生徒たちに日本の伝統文化に触れ伝承する気持ちを高めてもらおうと毎年開催され、14回目を迎えます。牧野俊一先生は「先進国で唯一統一された民族衣服を有しているのは日本の和服だけです。皆さんに和装文化を引き継いでいただき次の世代に伝えていただければ嬉しく思います」と挨拶されました。
生徒たちは講師から説明を受けた後、慣れない手つきで着付けに挑戦していました。また、きれいに浴衣を着ることができているかお互いに確認しながら学んでいました。最後は浴衣姿で友達と写真を撮り楽しんでいました。
講習を受けた生徒たちは、今回学んだことを活かし刈谷万燈祭やわんさか祭りには着ていきたいと話していました。
講習を終えた生徒を前に深谷勲先生は「着物の文化は礼儀作法を重んじます。日本の文化も最近では変化してきていますが、今回の講習で和装文化に接し精神面での日本文化の継承していただきたい」と挨拶されました。